願書の提出が終わり、あとは本番を待つだけ!
と思ったら、今度は受験番号と共に「面接資料」なるものを頂き、また更に文章を書く日々・・・・・お受験あるあるですね。
既に、願書を何度も何枚も書いているので、それほど時間を掛けず書けます!と言いたいところですが、いいえ、かえって本番までの時間をたっぷり掛けて書き直すと、強い文章が書けると思いますので、是非とも情熱を注いでください。
さて、今回は希望の小学校合格に向けて「良いイメージを作る」ことを提案いたします。題して「合格を引き寄せるイメージ作り」です。
「ビジュアライゼーション」をご存じですか? 語源は英語の「Visualization」=「視覚化する」で、直接見ることのできない事柄や現象、関係性などをイメージすることをいいます。
よくスポーツ選手などが、自分が優勝して金メダルをもらっているシーンを、常に頭に描きイメージトレーニングをするという話を聞きますよね。
◎それです!
成功のイメージを自分の頭の中で想像し、細かい所までリアルに映像として映して観ることで、本番に身体が無意識に想像したことに合わせようとするという「脳の仕組み」を使った技(?)です。
受験勉強を進めて来た中で、意識的にビジュアライゼーションを取り入れ、準備をされてきた方もいらっしゃると思います。
また、無意識だけど、なんとなくやっていた方も、多いのではないかなと思います。
なぜなら、ネガティブなイメージをしていたら、この地点まで辿り着いていないからです。心配や不安に打ち勝って、本番を迎える段階になっている皆様は、ポジティブなイメージでここまでやって来たと確信しています。
因みに、ネガティブなイメージを持つと、ネガティブな現実が目の前に現れてしまいますので、ここからは、腹をくくって、心配をしたり、不安なことを考えるのはやめにしましょう。
とにかく、なにがなんでも、絶対に、ポジティブ・オンリーです。
では、どんな風にイメージしたら良いでしょうか?具体的に3つを上げてみましょう。
①遠い未来のお子様「幸せな大人になっている」イメージ「幸せな大人」とは、きっとご家庭の教育方針の先にあるものと思いますので、それぞれ違うでしょう。
ちなみに私だったら、子育てから解放され、悠々自適に暮らしている所に、時々、娘(息子)家族が遊びに来るような想像をします。たま~に会うから、孫は目に入れても痛くない存在だと思いますので、そんな再会を楽しみにワクワクしている所を思い浮かべるでしょう。
②ちょっと先の未来「来年の4月に志望校の制服を着て、学校の門の前で記念撮影をしている」イメージ
これは実際に、私が4月に頂くメールに添付されている写真からのイメージです。
合格された学校の名前がばっちり入っている正門の前で
「ブカブカの制服」
「緊張してガッチガチの姿勢」
でも、
「ちょっと『どや顔』にも見える表情」(笑)
・・・・・家族でワイワイ言いながら、順番待ちをして写真を撮っている風景です。お母様自身も、新調した春らしい明るい色のスーツを着て、いつもよりピリッとカッコいいお父様と一緒にいるところを思い描いても良いですね。また、おじい様やおばあ様に、その写真をお見せして、ゲラゲラ笑っている所を想像します。
③ごく近い未来「お試験当日~合格の瞬間まで」のイメージ
志望校への道を、親子3人で勇ましく歩く姿、飛びきりの笑顔でお子様を送り出す自分、お試験に行くのが楽しみで仕方がない様子で目をキラキラさせているお子様、また、当日、両親面接や親子面接がある方は、面接官の前で適度な緊張の中、雄弁に志望動機やお子様や家族に関することを笑顔で話している自分を、想像してみて下さいね。そして、合格発表当日、パソコンの前でドキドキしながら発表時刻を待っている姿も想像します。そして「ポチッ やったー!」という合格確定のイメージをお忘れなく!
これは、やればやるほど脳に焼き付けられ、効果があります。
イメージもどんどん上手になります。
そして想像することが楽しくなります。幸福感、達成感、高揚感、充実感を味わって下さい。想像した映像を見るだけではなく、その時の匂い、聞こえてくる音、握った子どもの手の感触、又は喜んで抱き合った時の人のぬくもりも感じて下さい。
普段、私も授業のシミュレーションをする度に、常にビジュアライゼーションをしています。もちろん、合格のイメージ、来年の入学式のイメージもしていますよ。
この時期は、とにかく暇さえあれば、ビジュアライゼーション!! ポジティブなイメージだけを持って、自分の心を常にハッピーにしておくこと。
その幸せな気持ちが、幸せな現実を引き寄せますからね。