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「基本の基本『目を見る』ことの効果」

2022/09/21(水)
さて、関東の小学校受験が始まりました。ちらほらと合格のお知らせも頂いておりますが、まだまだ第一志望の学校に向けて、最終調整をしていらっしゃるご家庭も多いですね。

そこで今回は、「基本に戻ること」をお勧めしたいと思います。

この1年(2~3年続けている方もいますね)の復習をするというよりも、経験してきたこと、練習してきたこと、乗り越えてきたこと、を振り返って下さい。お子様もお母様自身も、大きく成長したことが実感できるはずです。それは大きな自信となり、「第一志望の学校」という高いハードルを越えるエネルギーになります。

お勉強のテキストやプリント、絵日記やお母様の日記、行事やイベントに参加した記録(アルバム)、そしてご褒美シールを貼ったカレンダーやお稽古のカード等々・・・・・。これまで歩いてきた道の「宝物」ですね。

さてさて、そちらは十分に自己肯定感を上げるアイテムとして使って頂き、実際には行動観察やしつけ面での「基本に戻る」をしていきましょう。

一番やってもらいたいのは、「基本の基本『目を見ること』」です。
*このブログでも過去の記事(4/19『小学校受験をしなくても、目を見て話すことは基本です!』)で、目を見ることの大切さをお話していますので、もう一度、読み返してみて下さい。

小学校受験では、この「目を見る」という行為が大いに力になります。特に、気を付けて目を見ることをやって欲しいシチュエーションは3つ
*ご挨拶の前後
*お話を聞く時
*お礼を言う時
これだけは、外せません。

子ども達は、本番の試験に行った際、初めての場所、初めての先生、初めてのお友達と関わります。緊張感を持つことや、恥ずかしい気持ちがムクムクと湧き上がることは、当然のことです。逆に、張り切り過ぎて、テンパってしまうこともあります。

そうなると、
ご挨拶の時に慌ててしまい「声は大きいけれど、目を合わせるのを忘れる」
説明中に周りが気になり「キョロキョロして、先生の話を聞き逃す」
お礼を言う時にも「物を見てしまい、誰に言っているかわからない」
という状態になります。
ですから、この1ヶ月間は「目を見て」という注意は、まだまだ声掛けし、自然な振る舞いとしてできるようにする必要があります。

でも実は、この時期、お子様の方が目を見ることができているご家庭も多いことも事実です。ちょっと、ご自分のことを振り返ってみて下さい。願書や面接対策、本番当日の持ち物の準備など、気忙しいことが日常になり、お母様自身が、お子様と目を合わせることを忘れてはいませんか?
お子様に「目を合わせる」ことを意識させることで、お母様自身も「目を合わせる」ことの大切さを思い出して欲しいと思います。

そして、しっかり目を見ることができると「意思の強い、賢い子」に感じられます。何もしなくても、子どもの目は、澄んでいてキラキラしていますからね。相手の目を見ることは、自分の目を見せることにもなりますので、
その目力で、みんなを虜にしていきましょう。