さぁ、いよいよ本番を迎える時がやってきました。これまで、親子で、ご家族で地道に準備してきた成果を、全て、余すところなく出していきましょう。
そこで、今回は「合格に限りなく近づける最後の方法」と題して、お子様に掛ける魔法についてお話を致します。
最終的に、お試験行かれる時、お子様を送り出す時に、なにをして差し上げたら良いでしょうか?
はい、それは「笑顔を作る」・・・・作ってあげることです!
わかっちゃいるのですが、ついつい
「大きな声でお話するのよ」
「先生の目を見て聞いてね」
「元気にお返事しなさい」
「お友達に一番に話し掛けるのよ」
「お行儀よく、背筋を伸ばして、足をブラブラしちゃダメよ」
「頑張ってね」等々
言いたくります。いえ、言ってしまいます。
が、そこをグッと我慢して、他の言葉に変換して下さい。
例えば、私が「明日の本番に行く前に、何か励ましの言葉を掛けて下さい」とご父兄に依頼された時
面接の場合は
「〇〇ちゃんの笑顔って、本当にステキよね。先生、その笑顔を見ると、何だか嬉しくなるのよ。きっとお母様やお父様も、幼稚園(保育園)の先生も、〇〇ちゃんに会った人、みーんながそう思うんじゃないかな?だから、いつもそのにこにこ笑顔をみんなに見せてあげてね」のような言葉を贈ります。
そうすると「へぇ、そうなんだ。私(ぼく)の笑顔って、そんなに凄いんだ」と心の片隅に「笑顔」という言葉を置くことができます。
もちろん、お子様が知らない場所で、知らない大人に様々なことを聞かれる訳ですから、緊張して「笑顔」が飛んでしまうことも多々ありますが、それでも「先生、私、最後にニコッてしてきたよ」などの報告を受けることが多いのも事実です。「あっ!笑顔」と思い出してくれたのかな?と私も嬉しくなる瞬間です。
また、本番のお試験直前ならば
「明日、とっても楽しい所に行くんですって?」(小学校に行くことがわかっているお子様には、学校名を入れます)「いいなぁ、先生も行きたいな。でもね、大人は入れないの。子ども達だけで、秘密の楽しいことや面白いことをするらしいのよ。いいなぁ~先生も子どもに変身して行ってみたいなぁ・・・・・だから、あとで何をやったか、教えてね」のような声掛けをします。
これは、効果テキメンです!
「楽しいことをするらしい」という言葉で、ウキウキしてお試験に向かうことができます。
「子どもしか入れない」という言葉で、秘密っぽいワクワク感が持てます。
そして「先生やお母様に教えるんだ!」というミッションを持って臨むので、とにかく話をよく聞いてきます。
時にはお試験の後、疲れているはずなのに「先生に教えなくっちゃ!」と電話をかけて来てくれるお子様もいるほどです。
1つ、言ってしまいがちな言葉として「頑張ってね」があります。
「頑張ってね」という言葉は、励ましているようで、プレッシャーを掛けているだけになる場合が多いです。「頑張らなければならない場所」と捉えると、子どもは途端に、緊張感Maxになりますからね。慎重に使って(できれば使わないで)下さい。
注:調子に乗ってふざけるタイプのお子様には、「ふざける場所ではない」ことは助言する場合もあります。
最後に「笑顔を作る」のは、お母様自身のことでもあります。
必ず「笑顔を作って」お子様を送り出して下さい。
最後の最後にお子様を励ませるのは、お母様の笑顔しかありません。
お母様の笑顔が最強です!