8月も残すところ明日1日となりました。
今年の夏は、始まりが早かったので、長~い気がしていましたが、夏の終わりは結構あっさりですね。
さて、一部の地域では、いよいよ9月に小学校受験「本番」が始まります。
そこで、今回は「親ができることは結局これだけ!」と称して、願書と面接について書きたいと思います。
願書の下書きをしたり、面接に対する準備を始める段階になり、
「結局、親ができることって、これだけか・・・・・」と
しみじみと思う方、多いのではないでしょうか?
これまで、お子様の学習や日々の生活を、本番のお試験に照準を合わせて、二人三脚、または三人四脚で、手取り足取り 準備されてきたことでしょう。
しかし、本番まであと少しのこの時期になって、ハッ!と気付くのです。
「ずっと家族一緒に足を括りつけて走って来たけど、この紐は解かなければならないのよね」
「いくら心配でも、試験会場に一緒について行くことってできないんだな」
ってことに・・・・・。
当然、以前から頭ではわかっていることなのですが、リアルに感じ、イメージできるのは直前なんですよね。
さぁ、それならば、親が直接、学校にアピールできることは何でしょう。そう!願書と面接の対策です。
「先生、今まで頑張ってきた子どもの足を引っ張らないように、頑張ります!」という言葉、この時期から本番まで、何度も聞きます。
面接の前日に「親が頑張れるところは、ここしかないですよね」と、私に宣言することで確認し、気合を入れる方も大勢いらっしゃいます。(←はい、どんどん言ってきてください!)
願書については、以前(7月に)触れましたので、今回は面接に関して、少し助言させて頂きます。
親の出番があるのは、「両親面接(大人のみ)」と「親子面接(ご両親とお子様orどちらか一方とお子様)」です。
皆さん、既に面接対策の本や講習会で勉強されて、既にご存じかと思いますが、面接官(校長先生や教頭先生・面接担当の先生)は、ご家族がドアから入って来た瞬間に「どういうご家庭か?」がわかると言われています。それは事実です。そして、それが全てです。
逆に言えば、第一印象が悪かった場合、その後の受け答えがどんなに上手くいったと思っても、5分から長くても10分程度しかない短い面接時間に、そのイメージを覆すことは不可能に近いといえるでしょう。
それほど、入室した時の「姿・姿勢・表情・目線・挨拶・家族への細かな気配り 等」が重要なのです。
というと、ドアをスムーズに入る方法とか、かっこよく見せる方法を研究し、そこだけを特訓するご家庭がありそうですね。そのひたむきな真面目さは、それはそれで素晴らしいと思います。でも、小手先のことではないので勘違いしないようにして下さい。
たとえ緊張してしまい入室に失敗したとしても、その時のご家族の様子が評価されるという意味です。
対策としては、
*家族で同じ目標に向かって協力している
*互いに相手を思いやる気持ちが滲み出ている
*家族仲が良い
そんな家庭を、普段から感じさせる雰囲気作りをすることです。これが、どの学校も欲しがるご家庭です。
ですから、準備(対策)として家族団欒の時間を増やして下さいね。
別にどこかに出かけるとかではなく、一緒にいて、その場が明るく楽しく安心できると感じられれば良いのです。
仲良し家族になることです!