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「合格のカギを握るのは、お母様の素直さです」

2022/08/09(火)
今日の表題、お説教みたいに聞こえたら、ごめんなさいね。
でも、私は「お母様の素直さが合否を決める」と、長年の経験から確信していますし、私と一緒に行動観察のお教室ensembleで指導している先生も、全く同じ意見なのです。
なので敢えて、この時期に「お母様の素直さ」について書こうと思います。

新年長が始まった11月からず~っと
「この時期は〇〇をやると良いですよ」
「記憶のことは毎日やれば伸びます」
「巧緻性は日常的にお手伝いをさせること」
「大人への言葉遣いに気を付けさせましょう」等々
毎回の授業の折りに、また立ち話の時に、面談の際に、何かしらのアドバイスをしていますので、どんどん課題が増えていくわけです。
もちろん、やった方が良いから言うのですが、
「自分が言われる立場だったら、これは、果たしてできるのだろうか?」と思いながら、ちょっぴり申し訳ない気持ちでお話しています。

実際、こんなにお母様やお子様に、あれやれ!これやれ!と言うのですから、「自分も何かやってみよう」と、自ら11月に習い事を始めた経験が何度かありますが、まぁ見事に続きませんでした(笑)。

でもね、私が言った通りに地道にできるお母様方もいるのです!
 
面談の時に「先生に教わったこと、続けています」と聞いて、「やって下さいね!」と言った張本人の私が
「えー、続けているのですか?すごーい!」と心の中で思っていたりします。そういう方、心の底から尊敬します!

そして、言うまでもなく、そのような方はちゃんと望んだ学校から、ご縁を頂いてきます。それだけではなく、他の学校からも引く手あまたです。

また合格された後に「先生のお陰でご縁を頂くことができました」とお礼の言葉を戴くのですが、努力して目的を達成したのは私ではなく、お子様に真の実力を付け、その為に素直に地道に頑張ったお母様の力なのです。

私が言う「素直さ」は、教わったことをそのまま受け入れて、実践することです。
「本当にそうなのか?」
「ちゃんと結果が得られるのかしら?」と思って、すぐに動けない方は、即、実行する方に勝つことはできないと思いませんか?なぜなら、その時点でスタートが遅れるからです。

実際に、個人面談では「他の塾でこういうことを言われたのですが、なんか違うかなぁと思うのです」という相談を受けることも多々あります。それぞれの塾でやり方は多少なりとも違うので、無理もありません。でも私はその時に「それで、取り合えずやってみたのかしら?」という疑問が頭に浮かびます。

やる前に「絶対にそれは違う」と思ったなら、無理にやることはないと思います。でも、考えてばかりでやらずに、いつまでも迷っているのは時間の無駄!ですよね。

子ども達は「成長思考」を持って生まれてきます。
この世に生まれた瞬間から、何かに挑戦し、失敗し、また挑戦することを繰り返して成長するようにできているのです。これは赤ちゃんの成長過程を考えたら、わかりますよね。

でも、周りにいる大人が、「成長思考」の逆の「固定思考」だったら・・・・・挑戦する前にストップを掛けてしまいます。そして、子どもの成長を邪魔することになります。

「そんなことしても失敗するかもしれない」と先手を打って挑戦させなかったら、失敗もしない、経験もできない、そして何も考えずに、自分から行動ができない大人になってしまいます。

何でも素直に挑戦する「成長思考(素直さ)を持ったお母様」に育てられると、お子様は、持って生まれた成長思考のままで育って行きます。
すなわち、お母様の考え方がお子様に投影し、「素直なお母様」には「素直なお子様」が育てられるということです。

さぁ、自分にもお子様にもブレーキを掛けず、素直に突き進んでいきましょう!