HPをリニューアルする前、なぜか人気があった「模倣体操」についての記事をリニューアルして書いてみました。G.Wのお休み間に、ゲーム感覚で行っても楽しいのでは?と思います。体を大きく動かしながら行えば、親子でストレス解消にもなりますよ!
「模倣体操」は、運動テストがある小学校では、準備体操のような形で出ます。けれども、そこはしっかり評価の対象になっています。また、表現遊びとして取り入れている小学校もありますので、出題率が高めの課題です。
「模倣体操」を行う目的は、
・お手本の動きを認知できるか
・いくつかの連続した動作を記憶できるか
・自分の思ったように体を動かせるか
がポイントではないかと思います。
先生の見本は、一度しか見られないことが多いので、集中して細かい所まで注意深く見て覚えることが大切です。なかなか難しいですが、慣れればできますので、練習あるのみです。
とにかく、ひとつひとつの動作をきちんとすることです。
例えば、腕を上にあげる動作なら、肘を曲げずに指先までピンと伸ばす。屈伸だったら、お尻を踵につける位に膝をしっかり曲げるというようなことです。ダラダラとした動作で行うと、体操になりませんので、その点は気を付けましょう。どちらかというと、お手本をする人が、キレのある動作ができるように、練習しなければなりません。そこが重要なポイントでもあります。
動きが覚えられない時は、声に出して言ってみることをお勧めします。
例えば、指の模倣「ぐー・ぱー・ぐー・ぱー・ぐー・ちょき・ぱー」の見本を見る時に、心の中で動きを言葉にします。実際に自分がやる時も「ぐー・ぱー・~」を言いながら行います。(練習時は、必ず声に出して下さい)記憶ができていない場合は、お子さんに模倣をさせる前に、「今、やったのをお口で言ってみて」と、先に聞いてあげると良いです。間違っていたら、もう一度同じ動作をして見本を見せて下さい。黙って行い、言葉では教えないで下さいね。正しく覚えられていたら、模倣をさせます。
もっと、大きな動作の時も同じです。「屈伸して床に両手をつける→膝を伸ばして両手で膝を叩く→背筋を伸ばして左手で左肩、右手で右肩を叩く→両手を伸ばして万歳をする」の動作を見せた時、自分なりに言葉で言えるようにします。「床→膝→肩→上」でOKです。お子さんによっては、「ゆか、ぱん、ちょん、ぱっ」と表現する場合もありますが、それで本人が正しく動ければ、それで構いませんよ。
動きが覚えられ、身体を動かすことができるのにも関わらず、テキパキした動作にならない場合は、恥ずかしがっていることが多いですね。そのような時は、鏡の前で練習してみましょう。自分の姿を観ながら行うと、最初は更に恥ずかしいと感じますが、これは人に見られている感覚に似ています。その感覚に気付くと、徐々に、「もっとかっこよくできるようになりたい!」という気持ちになります。子どもは鏡を見るのが好きなので、少し1人にする時間を設けると、より効果があるかも知れません。
今のうちにたくさん練習をしておいて、休み明けに「○○ちゃん(くん)、変わりましたね」と言われたら嬉しいと思いますよ!そんなことを期待して、楽しく取り組んでみましょう。先ほども書きましたが、お手本に失敗は許されません。お母様(お父様)も、自主練が必要です!