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『幼児期の本の読み聞かせで、大きく差が付きます』

2022/04/05(火)
今回は、本の読み聞かせの効果について取り上げました。

読書って、大人になってもとても必要だと思うのですが、この習慣って子どもの時から、本に親しんでいないと、なかなか急に読書家になったりすることは、ないと思いませんか?

子ども達が、正しい言葉を覚えていくのには、「本の読み聞かせ」が必須であると思っています。幼児期に本にどれだけ親しんだかにより、言語の獲得には大きな差が出ると感じます。それは、年長児でも顕著に違いが現れます。

例えば、本の読み聞かせをした時、
本に慣れているお子さんは、知らない言葉が出てきたとしても黙って聞いているのですね。でも、普段あまり本を読む習慣がないお子さんは、しょっちゅう「○○ってなに?」と聞いてくるのです。

これは、その後の脳の発達にも大いに関係してくると思わずにいられません。「知らない言葉出てきても黙って聞くことができるお子さん」は、前後の話を聞き、知らない単語が出てきたとしても何となくイメージができて、違和感なく聞くことができるんですね。そして、そのワードを覚えていることもでき、他の会話や、文章の中に出てきた時に、「あぁ、やっぱりあれのことか」と理解したり、「前に聞いた時は、あれかと思ったけど、ちょっと違ったな」など、自分で正しい言語を身に付けていきます。

でも、その時点で語彙が少ないお子さんは、前後の文章からイメージができず、直接単語の意味を聞いてしまいます。お話を止めることによって、集中力も途切れますし、話の筋も忘れてしまいがちです。また、質問した単語は、単独のものになってしまうので、他で使うことができません。

子ども達は、お話や物語が好きです。大人のように脳が凝り固まってないですからね、想像力豊かに、どんどんイメージを膨らませることができます。そのイメージの引き出しを創るのも本ですし、想像力を豊かにするのも本です。

是非、毎日、本に触れる機会を作ってください。お母様も、絵本からやり直しでもいいですよね。なかなかできない、大人からの読書習慣を身に付けることができますよ!