10月に入り、いよいよ本番の日が近くなってきました。事前面接を終えた方もたくさんいらっしゃることでしょう。
これからの時期、焦りは禁物です。あまり新しいことや難しいことに挑戦させて、自信を無くすよりも、既に出来ていること、得意なことを復習しながら、気分良く過ごせるように調整していきましょう。
今回は、本番に向けて今一度確認して頂きたいことをお話しますね。それは、身だしなみです。
以前のブログで、「噂に惑わされないようにしましょう」という記事を書きましたが、「三つ編みにしないと受からない」とか「男の子は半袖のポロシャツが受かっている」とか、そういう見た目の話ではなく、もっと基本的なことです。
「人を見た目で判断しない」とは言いますが、実際の所、見た目は「一番外側の中身」とされ「内面の一部」であるのです。
見た目がきちんとしている方は、ある程度、場をわきまえたちゃんとした行動ができる人間だということは、皆さんも実感しているのではないでしょうか?そういったことは、科学的にも「メラビアンの法則」(言語情報7%・聴覚情報38%・視覚情報55%)で証明されています。
初めて会う人に良い印象を与えるのは、やっぱり見た目(第一印象や身だしなみ)なのですね。
ということを踏まえて、お子様の話になります。
試験会場から、送り出す時には当然、ご両親がチェックして差し上げることができます。問題は、その後です。お試験の途中でトイレに行った時、男の子だったらシャツがズボンからはみ出していたり、女の子でしたらパンツにスカートが挟まっていたり等があります。また、使ったハンカチがきちんとポケットに仕舞えていないことも多く見られます。
「普段から気を付けさせています」とおっしゃるお母様が多いですが、私が見ている限り、口では「きちんと整えなさい」と言いつつ、手を貸してしまっている方が少なくありません。
お子様自身にさせなければ、1人でできるようにはなりませんし、楽しい雰囲気や急がなければならない状況だったら、すっかり忘れてしまうでしょう。
でも、習慣化できていれば、当たり前にできることです。(トイレの話は、ほんの一例です)
冒頭でもお話した通り、ペーパーのお勉強や絵画・運動・巧緻性などの実技の特訓をしたくなる時期ではありますが、それよりも、普段の生活習慣を丁寧に丁寧に習慣付けることが最も大切です。
なぜなら、小学校側が1年生になる子ども達に望んでいるのは、自身で身の回りのことができ、勉学に集中できるお子さんだからです。
どうぞ、ご確認くださいね。