8月も半ばを過ぎ、関東では小学校受験の本番が迫ってきています。連日、幼児教室の夏期講習に参加されている皆様、猛暑の中、頑張っていますね。どうぞ、体調を崩されないように、親子共々ご自愛ください。
さてさて、今日は「歌」について書くことにしました。
なぜかと言えば、2つの理由からです。
先ず1つ目は、毎年、年長の子ども達に面接の課題として、突然「好きな歌をうたって下さい」という課題をしていることがあります。先月、その授業をしたばかりです。これは、お受験の準備としてのお話です。
2つ目は、「歌の力」について思う所があるからです。こちらは、乳幼児期のご家庭の生活の中に、歌を取り入れて欲しいなぁとの願いからです。
では、1つ目「お受験に関する歌について」です。
面接時に、「好きな歌は何ですか?」と聞かれ、「今、歌える?」とか「歌ってみてください」というシチュエーションは、結構多いです。実際に「歌ってきました」というご報告もあります。
その時に、緊張している状況でも、スッと歌えるうたがあることが「チカラ」になります。この時、せっかく歌をうたえるのに、初めの質問の「好きな歌は何ですか?」に答えられないお子さんが少なくありません。
歌の題名がわからないのです。ですから「歌」を覚える時は、必ず「正しい歌の題名」(間違っている場合も多々あります)を、一緒に記憶するようにお話しています。
実は、行動観察のグループでの課題の時も
「お友達と一緒に歌をうたいましょう。踊りも考えましょう。(または、楽器を使って合奏しましょう。」
のような出題があります。その時に、知っている歌のレパートリーが少ないと、お友達との相談が上手くいかなかったり、踊りや合奏にも楽しく参加する余裕はありません。もったいないですね。
また、運動と音楽は密接な関係があります。
ケンケン跳びやスキップ、縄跳びを跳ぶこと、ボールつきをすること、模倣体操をすること等、リズムを正確に取ることが必要になります。
先日「体操の宿題の『3拍子の模倣体操』ができなくて特訓している」という話を聞きましたが、ただ見本を観ながら「いち、にい、さん、いち、にい、さん・・・・」と繰り返すよりも、先ずは3拍子の曲を聴いたり歌ったりしながら、身体を揺らしたり、手拍子をしたり、指揮者のように三角を指で書く、をした方が、お子様にもよっぽど楽しくて、自然に三拍子の感覚が入って来る方法だと思われます。
以前「うちは、私も父親も音痴なので、歌はぜんぜんうたっていません。悪影響しか無いと思います」とおっしゃっていたご家庭もありました。
でもね、そういう時はCDやテレビに頼って良いのですよ。お子様に聞かせる選曲はして欲しいと思いますが・・・・・でも、できれば、一緒に歌ってあげるとお子様が喜びます。
皆さんもご自分の経験としてご存じであると思いますが、好きな歌を聴いたり、歌ったりすることで、気分が晴れやかになったり、緊張がほぐれたりするものです。
お気に入りの歌が多ければ多いほど、自分で自分を慰めたり、奮い立たせる方法が増えるのですから、お子様にとっても幸せなことですよね。是非、たくさんの歌を提供して下さい。
長くなりましたので、2つ目のお話は次回に致します。
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