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「春の花を覚えよう!」

2023/03/22(水)
 東京の桜が満開になりました!お花見に行かれた方も多いのではないでしょうか?

年々、桜の咲く時期が早くなるような気がします。以前は桜と言えば「入学式」のイメージでしたが、最近は「卒業式」の頃ですものね。桜が満開のうちに、ランドセルを背負って記念撮影をするご家庭も多いようですよ。

さて、桜の開花と共に、色鮮やかな春の花が目に飛び込んでくるようになりました。外を歩くのが楽しい季節ですね。お散歩に出た時や、お花見の際にも、桜だけでなく他のお花を見つけて欲しいと思います。

「花の名前」は「季節」の課題として、ペーパー学習で既にお勉強している方が多いと思いますが、カードや絵で覚えるのと、実物を見るのとでは、インパクトが大きく違います。やはりリアルに、匂いを嗅いだり触ってみたりすることで、お子様の記憶に強く残ります。

ですから、まさしく今が旬です。デジカメやスマホで写真を撮りながら歩きましょう。(お子様に撮らせてあげるといいです)

そして、大人も見たことがない花に出会うと思います。そんな時は、花の名前がすぐにわかる「便利なアプリ」を使用せず、敢えて本や図鑑で調べることをお勧めします。親子で一緒に時間を掛けて調べることにより、更に印象に残りますし、花の名前がわかった時の達成感も、親子で分かち合うことができます。

また、花だけではなく「虫」や「鳥」、そして「行事」も、写真に撮って「春のアルバム」を作ると良いですね。
子ども達は、アルバムを観るのが好きなので、勝手に引っ張り出してきて、何度も見ると思います。家族でお花見をしている写真などは、絵を描く時にも、頭の中にイメージするのが容易くなります。

実は、季節のことは、行動観察の場面でも、常識として知っていなければ、話し合いが上手くいかない時があります。
例えば、集団絵画で「秋の絵」を描くと決まり、それぞれが何を描くかを相談する時に「私、チューリップ描くね」「ぼく、ここにセミ描いていい?」などの発言は、実際によく聞こえてきます。周りのお友達も「いいよ~」と答えてしまう場合もありますし、「違うよ」と言われても、引かずに喧嘩になる時もあります。また、勝手に違う季節の物を描いてしまうお子さんもいますので、「秋の絵」が完成しないという結果になります。

小学校受験の為、模擬テストの点数の為に、慌てて完璧を目指すことはありませんので、ここから一つずつリアルに観察し、じっくり確実に覚えることを大切にしましょう。
どんなことも、少しの工夫で、楽しく自然にインプットできますからね。