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『はかり知れない子どもの気持ち』

2023/02/15(水)
 立春が過ぎましたが、まだまだ春は遠い感じですね。
寒い日が続いていますので、今回は、ほっこり心が温まったお話を致します。

私は、学生の時からベビーシッターのバイトをしたり、成人してからは幼稚園の先生、その後、様々な職種を経験しながら幼児教室の講師に行きつき、今は掛け持ちで保育士もしている・・・という、子ども好き&子ども漬けの人間です。

なので、今まで会った子ども達の数は・・・・・
う~ん何人くらいだろう? ざっと計算しても2000人は超えていると思います。
それでも、初めての感動や初めての楽しさ、初めての笑いや驚きを、子ども達から頂く毎日です。なんて幸せなんだろうと、つくづく思います。

昨日は、保育園の子ども達とお散歩に行きました。
お日様が出ていてお天気は良かったのですが、北風が強く吹いて、とにかく寒い💦 
大人は「寒い寒い」と尻込みしていましたが、子ども達は元気いっぱいです。冬の外遊びが大事なことを、知っているかのようです。

今回は、2歳児クラスと4歳児クラスが一緒にお散歩です。なので、大きいお友達が小さいお友達とペアになって手を繋いで出掛けました。4歳児クラスと言っても、もう年度末が近づいていますから、ほとんどの子ども達が5歳です。2歳児クラスも同様に全員が3歳になっていますので、しっかり歩けています。
 
5歳児は、小さいお友達を任せると、急にお兄さん、お姉さんらしい振る舞いになります。手を繋ぐ時は、自分が車道側を歩き、横断歩道では手を挙げて少し早歩きで、小さい手を引っ張ってくれます。そんな微笑ましい光景を見守りながらの、公園までの行き帰りも、私にとって楽しい時間です。

さて、今回は兄妹で手を繋いでいるペアがいました。3歳の妹を大切に扱い、時には、面白いことをして笑わせたりしています。優しくて面倒見の良いお兄ちゃんです。

この姿は、大人だけでなく、子どもにも刺激を与えたようで、後ろを歩いていた5歳児の男の子が「ボクには弟がいるんだよ」と、話しかけてきました。
「そうね、〇〇くんね」(1歳児クラスに弟さんがいます)
すると「弟っていうのは、男のなんだよ」と続けて、説明してくれました(笑)
更に「〇〇君が3歳になったら、妹になるんだ~。楽しみだなぁ」と言いました(驚)

きっと、お友達が3歳の妹の手を引いているのが、羨ましかったのでしょうね。
『3歳になったら、弟があんなに可愛い妹(女の子)になるんだ』と信じているようです。頭の中では『妹になったら、ボクもあんな風にお散歩に連れて行ってあげよう』と思ったのでしょう。

大人では、とてもじゃないけど、考え付かないシチュエーションです。可笑しいやら可愛いやら、本当に子どもって想像を絶するわぁと嬉しくなりました。
彼の夢が叶うといいなぁと思います。(いえいえ、弟はそのままですよ(笑) 妹も生まれるといいな!ってことです)