本日は、「あれっ?もしかしてこれは・・・」と思ったことを、書きたいと思います。
それは、「自信がつくと、姿勢が良くなる」ということです。
ペーパーのお勉強でも体操の時でも、その他のあらゆる場面で、姿勢については常に意識をさせ「きちんと背筋を伸ばしフラフラ動かない!」とお約束をしています。もうそろそろ、自ら気付けるようになって欲しい時期です。これは以前、「姿勢を整える」のテーマの時にもお話をしましたが、姿勢が崩れると血流が悪くなり、脳に血液が流れていきません。よって、頭がぼぅっとして欠伸が出ることを、お話しました。また、手悪戯をしたり、足を動かす行為は、集中力を欠くことになります。幼児なので、まだ体力がない場合もありますし、筋肉ができていないこともありますが、逆に、正しい姿勢を保つことで、筋肉が鍛えられるという発想で、普段から気を付けて頂きたいと思います。
子ども達の姿勢が改善されるのは、個々人に違いはあるものの、大体、同じ時期のように思います。1回目は、4月です。学年が1つ上がるというのは、お子様にとって大きなきっかけになります。特に年長さんになる時は、幼稚園や保育園で一番大きいお兄さん、一番大きいお姉さんになる!という自覚を持ち、「カッコ悪い姿は見せられない」と思うようです。4月中は緊張した時間を過ごし、実際に、それが身に付いて現れてくるのは、G.W明け位ですかね。
そして2回目は、夏休み明けです。夏は、子どもの体の成長が著しい時期です。早起きの習慣をつけ、散歩に行ったり運動をしたり、また、日が高く暑い時間は、プールや水遊びもしますね。それに加えて、様々な講習会やサマーキャンプに参加することもあるでしょう。体をたくさん動かすことや、夏ならではの体験をすることで、体力が付き、頑張りが効く子どもになります。
体の成長と共に心も成長します。夏の経験は、子ども達に自信を与えます。それが、一番現れるのは「目」です。なぜ私の意識が「目」に行くかと言えば、それは、お子様の顔が上がっているからです。そうです。背筋がピンと伸びて、きちんと前と見ているということです。
そのようなことを実感しておりましたので「自信が付くと姿勢が良くなる」と、なんとなくそう思っていました。
それが最近、もっと確信となることがあったのです。6月から「モーニングカフェ」と称して、朝の時間を利用し、はきはきと元気に話す訓練をするクラスを立ち上げました。恥ずかしがり屋さんで、なかなか一声目が出ない、お友達の様子を伺ってから話す、声が小さい、のお悩みを持っていらっしゃるお母様のご意見を参考に開講しました。2回目の講座が終わっただけなのですが、通常の授業の時に、嬉しい成長を見せてくれました。まず、お声が大きくなりました。プラス、姿勢がビシッとしている!(気合の入った状態です)。通常の授業はリモートで行っていますので、ご家庭にいるわけです。子ども達が緊張感を持続するのは、とても難しいです。その状況下で、背筋を伸ばしてお友達の様子を見ていられる、正しい姿勢で先生の指示を聞ける、表情に力がある、を感じることができました。それは、私だけでなく、もう一人の先生も同じように感じられたとの意見でした。
「恥ずかしい」は、自信のない現れです。「なかなか一声が出ない」これも、自信がないことに通じます。そして「声が小さい」も同じですね。でも、ちょっと頑張ったら「声が出せるようになった!」、やってみたら「声を出すって、楽しい!」こんな風に思えたからこそ、自信が付いたのではないかと思います。更に、苦手だったことを褒められるのは、相当に嬉しいはずです。
もし、お子様自身が苦手としていることがあれば、それを克服させてあげるのが、一気にステップアップするきっかけになるかもしれません。
「自信をつけさせる」それには、もれなく「姿勢が良くなる」が付いてきますよ!